お尻が硬くなると腰に負担がかかる理由

長時間の座り姿勢が続くと、お尻の深い部分にある筋肉（梨状筋など）が硬くなりやすくなります。
この筋肉が硬くなると、骨盤の動きが制限され、結果として腰まわりの筋肉に余計なストレスがかかります。
その状態が続くことで、腰の痛みや重だるさにつながってしまうのです。

椅子に座ったままできる「お尻ストレッチ」

腰を直接ぐいぐい押したり動かしたりしなくても、お尻をゆるめるだけで腰がラクになる方はたくさんおられます。
ここでは、椅子さえあればどこでもできる簡単ストレッチをご紹介します。

■ やり方

1. 椅子に座り、右足首を左ひざの上に乗せます。（数字の「4」の形になるイメージです）
2. 背筋を軽く伸ばしたまま、上体をゆっくり前に倒していきます。
3. 右のお尻の奥が気持ちよく伸びているところで、20〜30秒キープします。
4. 反対側の足も同じように行います。

■ ポイント

• 背中が丸まらないように、「胸を太ももに近づける」イメージで前に倒しましょう。
• ビリビリしたり鋭い痛みが出る場合は、無理をせず角度を浅くするか中止してください。
• お風呂上がりや、座り仕事の合間など、筋肉が温まっているタイミングに行うと効果的です。